- ■2012.07.03
2日に国税庁は12年分の路線価を公表しました。
標準宅地の増減率が平均で前年比2.8%減と4年連続で下落しました。 詳しく見る
鑑定評価を利用し、相続税を最適化
近隣の人と比べて、どうも相続税が高いと感じた。もしかして、土地の評価方法に問題があるのでは?
Eさんは、貸家が建っている土地と、畑として利用している土地をお持ちです。相続税額は1億円でした。
しかし、どうも近隣の人と比べて相続税が高いと感じたEさん。申告、納税後であっても相続税を減額し、還付されると知って当事務所にご相談をいただきました。調査の結果、貸家は利用形態ごとに評価、畑は路線価で評価した結果、相続税額が算出されていました。
その算出根拠となる金額が周辺の取引事例と隔たりがあることが分かり、専門家による鑑定評価を行うことにしました。
鑑定評価によって出た適切な評価額によると、貸家が40%、畑が35%の減額となりました。なんと、それぞれ4割も評価額が高かったのです。これにより相続税を修正申告、1億円だった相続税が8,000万円となり、2,000万円が還付されました。